1巻-5 クリスマスのうた

アウフタクトを勉強する。アップから始めることに問題はないが、アップの後にアップと続けることが難しい。また4分音符の終わり方が、ただ弓を止めるだけでなく、できるだけ絃への圧力やスピードの変化を伴う終わらせ方にしたい。ただし幼児への説明の仕方は言葉だけでなく、一緒に弾くなど体感をさせる方法でする。

チクルスは、さらに準備を早くさせる。一絃訓練法やむきゅうどうを見据えてのステップアップを考える。
準備に気を取られて右手が疎かにならないように。

スズキ・メソードの考え方は、「できたものをより立派にする」である。
これまで通りキラキラ星のリズムでのトナリゼイション、チクルスを必ず熟練し、さらに楽に立派に弾けるようになることが能力を育てることである。以前練習した時のトナリゼイションと現在のトナリゼイションが同じ音色であっては断じてならない。

曲中ミ→ラは左手が不安定になりやすい。必ず1指と3指を同時に押さえさせる。5の和音の時のように3指の姿勢に注意。
このE絃ラ音とA絃ラ音は1オクターブの違いがあり、E絃ラ音が正しい音程ならば、A絃が共鳴する(振動する)。必ずA絃が共鳴する場所を押さえられるように熟練させること。

この曲も移絃が重要である。移絃の順番を確認させること。

長崎日大スズキ・メソード バイオリンアカデミー

どの子も育つ 育て方一つ 子供たちの能力はどこまでも育てることができます。バイオリンを通して一緒に育てませんか?

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